中古カメラ・レンズの通販、買取、オークション
最近は、中古市場も使いやすくなって、新しいカメラが発売されると早め早めに乗り換えする方も多いですね。
とはいえ、購入検討中のカメラやレンズが自分の使い方に適しているか否か不安材料は少なくありません。
そこで役に立ってくれるのが中古市場。使い方次第で大変お得なことも多いんですよ。
中古品購入の利点
中古品購入の最大の利点は、プレミアムが付かない限り新品より安いこと。これは言うまでもありませんね。時々、買ったはいいけど使わないので…という理由で販売開始されたばかりの商品が中古として出ることも結構あります。
使用頻度がわからない機材は中古で補うという考え方もできます。よく勢いで買ったは良いけれど、防湿庫に入ったままという機材の記事も良く目にします。そうなったとしても、入手価格が安ければ後悔する度合いも減りますよね。(まぁ、そういう機材は見切りを付けて売却した方が良いですけどね)
新商品発売後、しばらくしてから品薄になった商品が中古市場に出ることもよくあります。そういう時は新品の価格もじんわり上がっていることが多いので、確実に入手できる新品中古を落札してしまうというのも手です。(シグマのマウントコンバーターMC-11がそうでした)
レアな機材も中古市場にはありまして、新品を買うととても高価なのに知られていない機材だと大変安価に購入することができて楽しいものです。逆にボッタクリ価格もあります。中古=安いと安易に思わないで、中古なりの市場価格をちゃんと調べて購入しないと後で必ず後悔します。
中古品購入時に留意すること
驚いたことに、新品中古は新品より価格が高くなる場合もあるんですよ。特にオークションでは、落札を焦ってか新品の最低市場価格を上回ってしまうのを時々見ます。
さらに、新品の購入と違って送料がプラスされることがほとんどですから新機種の場合は、価格逆転に注意が必要です。
当然のことながら、中古品は手にするまで細かい問題点がわからない不安はあります。オークションの場合、終了直前では質問への返答が間に合わないこともありますから、早めに疑問を解消するように努めた方がいいでしょう。また、商品の解説ページを読めばわかることを出品者に尋ねる人も案外いますが、常識として自分で調べておくべきです。
最悪なのは、新品の購入と勘違いしている人が増えてきたということです。中古品ですから傷や匂いの付着はどうしようもないことです。注意事項として記載されているいないにかかわらず、中古であるということを十分留意しておく必要はあると思います。中古だからこそ安く出品されているということを忘れないことです。(もちろん、完動品と記されているのに動作しないのは論外です)
中古のレンズは、価格や状態に対する注意と同じく、そのレンズがいつ発売されたかということも良く考えるべきです。発売当時は高性能なレンズでも、現行の安価なレンズと性能がどっこいどっこいでは購入する意味がありません。フォーカススピードや、逆光耐性など新しいレンズはちゃんと考えられていますからね。
一番面倒なのは、レンズのバルサム接合面の曇りです。修理費をプラスすると現行品が購入できる価格になってしまう場合だってありますし、修理そのものができない場合もあります。十分注意すべき点です。
オークションの場合は、出品者の評価も見ておくと良いでしょう。出品数が多い人の場合、落札者に問題がありそうな場合も散見されますからその辺も注意が必要ですね。
量販店で中古を買う
実店舗にもネットショッピングサイトにも中古品を扱うところがあります。小規模のショップでは商品が薄くなってしまうので取り扱いはほぼありませんが、大型店舗の場合は実店舗、ネットショッピングサイトに関わらず取り扱っています。
かつては、地方でもカメラ・レンズの中古販売を見かけましたが、最近はめっきり減りましたね~ カメラバッグなどのアクセサリーもかなり安く購入できて便利だったのですが…
ネットショッピングサイトが実店舗でも中古品を扱っているところがあり、身近にそういう店がある場合は、是非覗いてみることをお勧めします。(私も近所にあれば見に行きたいところです…)
ネットショッピングサイトでも実店舗と同時に販売している場合があり、同じ商品でも価格が違う場合があります。これは、商品の状態によるもので傷その他、写真が掲載されている場合には、よく吟味することが大事です。
基本的にはオークションより高めですが、人気のある商品の場合は、かえって量販店の中古の方が安いことも良くあります。
ヤフーショッピングは価格順に並べた場合、中古があれば中古から並んでくれます。
マップカメラは良くお世話になってます。安定的に安いんですよ。
カメラのキタムラもお世話になってます。
中古¥~よりと表示されている場合、クリックすると個別ページが開き、「中古商品はコチラ」の記述がありそちらから選択することができます。
どちらも有名な店舗ですが、中古を扱っていることをご存知ない方も多いのではないでしょうか?商品の写真も掲載されておりそこそこ安心できます。付属品によっても価格が違うので注意が必要です。レンズの場合、フードだけ後から購入するのって面倒ですからね。
Tポイントの還元を考慮すると、某価格比較サイトの最安値を下回る場合もあります。Tポイントを貯めていらっしゃる方は要注意です!
量販店で中古を売る
一方で、ネットショッピングサイトでの売却はなかなか面倒ですね。近所に実店舗がある場合は持ち込みできますが直送して…となると手間と時間が掛かりますね。
カメラのキタムラはあちこちに実店舗があるので、遠くないところに実店舗がある場合は査定してもらうのもいいかもしれません。
トップページの下の方に高額買取商品とあります。
「ページの中ほどに、お手続きをお選びください」と記されていますね。その下、「お近くの店舗を検索」をクリックすると
この画面が表示されますので、店舗を簡単に探せます。全国756件あるんですね。ウチの場合一番近くのイオンにはありませんが、むしろ行きやすいイオンに店舗がありました。
ネット上での簡単査定を見るとオークションより安くなってしまう場合が多いようですが、写真撮って記事書いて宅配取次して…という時間を買うと考えると、実店舗持ち込みが良いかなと思います。
オークション等での中古機材の売買
もっともポピュラーな方法ですね。最近は個人売買のシステムもヤフオクだけでは無くなりました。
私は、もっぱらヤフオク利用ですが楽天もオークションがあるんですね。一応調べてみましたがまだまだ出品数が少なくてかえって掘り出し物があるかもしれませんが、普通に使えるレベルではないかな。
破竹の勢いのメルカリですが、じわじわと出品数が増えてきましたね。まだメーカーごとに分類されるほどの出品点数ではありませんが、マイナーな物も出品されていて見ているだけでも面白いですよ。かなりオールドな物もあって、そんなのもあったなーなどと思ってしまいました。価格はまぁ妥当なところです。
以前は、梱包が杜撰だとか色々と批判にさらされていましたが、結局そういう人は淘汰されますし、事務局がサポートしてくれます。オークションではありませんが価格交渉できるのが面白いですね。衣料品等と違って市場価格の比較もしやすいので、オークションでの落札価格に近い額で出品されています。
また初期にはスマホアプリにしか対応していませんでしたが、今はパソコンでも閲覧~購入、出品できるようになりました。クレジットカード利用の場合は、販売手数料以外は掛かりません。
すっかり有名なのは「ヤフオク」です。
やはりTポイントとの繋がりもあるため中古購入時にはまず覗いてみるサイトです。出品点数が非常に多くメーカーごとに分類されているので検索も割と簡単です。オークションなのに業者の新品が延々と並んでいたりして探すのに苦労するときもありますが、こんな物もあるのかと感心するときがあります。
特に、プロ用機材は実店舗でも目にする機会が無く、「ああやっぱりこういう用途向きの機材ってあったんだ」と感激するときも多々あります。プロ用機材は、一般的な需要が少ないせいか中古品は極端に値下がりしており、お買い得感は半端じゃないです。(結局他に必要な機材が増えてしまうのでなかなか購入に至りませんが…)買う買わないは別にしてもそういう機材があるということを知るだけでも勉強になりますよ。
以前は、プレミアム会員にならないと出品できないなどの制約がありましたが、今はアプリからなら出品手数料は無料になりました。
けれども、この制限が結構きついんですね。
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1.落札手数料が、プレミアム会員は8.64%に対して非会員は10%
2.オークション期間が、プレミアム会員は最長7日間に対して非会員は1日
です。
額が大きくなると、手数料で持っていかれる額も比例して大きくなるのでかなりガクっときます。また、オークション期間が1日というのも困ったもんですね。落札する側にしてみると考えてる暇がありませんし、欲しい人の目に触れる機会も短いですからね。
私は、かなり前から出品手数料を払いたくなかったし、なにかと特典の多いプレミアム会員になっていたのでこの制約は知りませんでした。なんか最近終了までが1日というのが多いな、流行りなのかなと思っていたのですがこういうことだったんですね。
ヤフーショッピングなどでの購入を考えても、Tポイントの加算も多くプレミアム会員登録はお得だと思います。
販売手数料8.64%がメルカリの10%との競合になりますね。
面倒だけど、売って買って
デジタルカメラになって、昔のカメラと違って新しい機材が出るたびに機能も変わっていくので新しい機能によってはすぐ買い替えた方が役立ってくれる機会も多くなります。時間が経てば経つほど中古価格は下落してしまうので、買い替えを決意したら早めに売却した方が負担が少なくて済みます。
私も、去年から今年にかけて紆余曲折を経てやっとα7IIIに落ち着きました。多少の出費は必要ですが、自分の使い道に合った機材を揃えるには一手間掛かけるのは必要ですね。やれやれです。
注意しなければならないのは、その商品のことをよく調べないで安いからといって飛びついてしまうことです。買ったはいいけど使えないのでは、それこそ安物買いの銭失いです。新品を購入するのと同じくらい綿密に調べて安心して使えるシステムを構築してください。
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