フレーミング~構図の話 1

22/07/2016

構図を決めるという事は、
一眼でもコンパクトデジカメでもスマホでも同じです

構図の発想~主題

構図の決定には、

はっきりと、こうしなくちゃいけないという決まりも無ければ、

こうしちゃいけないという決まりもありません。

(芸術って皆そうですけど)

 
ただ、どうせならこうした方が良いという事はあります。

まず、画面=ファインダーを覗く前に周りをよく観察する事…

主題は決まっているからカメラを向けるのだと思いますが、

主被写体の周りにも気を付ける必要があります。

主題と脇役

簡単に言ってしまえば、「何を入れて、何を省くか」なんです。

たとえば、あとほんのちょっと下を向ければ、

つま先が切れなかったということや、

もう半歩下がれば頭が切れなかったという写真を良く見ます。

 
注意力なんですね。

画面全部を意識しているか否かが大事なんです。

 
逆に、なんでも全てを入れれば良いというものでもありません。

自転車全部を撮れば、それが自転車である事は、まず間違いなくわかりますが、

サドルだけとか、ペダルだけを撮っても自転車とわかるわけです。

象徴的な所を探せば、必ずしも全体を撮る必要は無いんです。

 
さらに、突っ込んで言えば

それが何なのかをわからせる必要だってないわけです。

こうなると、普通の行楽写真とか記念写真とは違ってきますけど。

 
以前、多くの人に「これ、何」って訊かれた写真を創ったことがありますが、

師匠は、それを訊かずに「いいじゃんか、これ作品にしろ」と言っただけでした。

 
前回の、芸術のお話っぽくなってしまいましたが…



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日の丸写真…

注意が必要なのが「日の丸写真」です。

主題(主被写体)が常に、ど真ん中にある写真です。

そういう意図がある場合は全く問題無いんですが、

顔が真ん中にあって、顔の上と顔の下の部分の面積が同じ写真ってよく見ますが、

頭の上の空間を切り詰めて、上半身をもっと入れれば、おさまりが良くなるはずです。

 
また、全身写真が左右均等の位置にある写真ですね。

観光地等の場合、背景に取りこんだ方が良いものがある場合は、

人物の左右どちらかに空間を取り込むことで、どこでの撮影なのかわかる写真になります。

もちろん、人物の配置によって、右向き左向きのリクエストは必要になります。

(人物が左詰めなのに、顔が左向きではおかしいですよね)

(注:背景までピントが欲しい場合は、被写界深度が必要になります)

このフレーミングも、大胆に主被写体を隅に寄せることで、

主被写体が小さくなっても、視線をそちらに集中させることができます。

背景が寂しい時には、有効な構図だと思います。

 
デジカメは、メモリが許す限りたくさん撮れますから、

普通の写真を押さえで撮ってから、違うフレーミングで撮ると

バリエーションが増えて、楽しくなると思います。

(カメラを動かさず、露出も変えず、何枚も撮るのはナンセンスです)

 
構図、フレーミングという言葉を使いましたが

アングルという言葉もありましたね。

アングルとは角度の事です。

カメラと、被写体の角度です。

 
これも、今度お話しますね。