フレーミング~構図の話 3

26/07/2016

カメラの構え方そのものを、お話していませんでしたね
「ホールディング」と言います

カメラの構え方

ワタクシ、大事な点を忘れていました。

カメラの構え方のお話をしていませんでしたね。一般的に「ホールディング」と言います。
今のカメラには、手振れ補正とオートフォーカスが付いているせいか、片手で後ろのモニターを見ながら撮影している人を良く見かけます。
撮れなくはないでしょう。でも、多くのブログの写真を見てください。100パーセント拡大して見てください。
写ってるだけですね。

しっかりと写真を撮りたいならば、それではダメなのは、なんとなくわかりますよね?
何がダメなんでしょう…

確かに、手振れ補正やオートフォーカスでかなりの部分をカメラが補ってくれます。が、撮影のほんの一瞬カメラが動いてしまえば、フォーカスポイントが狙いと違う所に合ってしまいますよね。構図だって変わってしまいます。
やはり、撮影時の構え方は大事なんです。

カメラの違いと構え方

カメラと一口に言っても、色々なカメラがありますね。
それぞれ、どう構えたら良いのでしょう…

まず、ママさんカメラマンにも流行ってきた「一眼レフ」です。
よく、両手でボディを持っている人を見かけますが、バランスが悪い上、レンズの操作が瞬時にできないのでお薦めしません。
右手はボディ(最近のカメラはグリップが有りますね)、左手はレンズを下から支えて持ってください。シャッターを切るときに、レンズ側が下振れするのを防ぐためです。(カメラが凸型をしている以上、凸部=レンズを支える必要があるわけです)
また、肘は極力閉じて、体側に付けるようにしてください。肘が開いていると、カメラが固定されません。

では、縦位置の場合は?
グリップの有るタイプは、おのずと右手が上になります。(シャッターは、人差し指で切ります)
左手のひらで、カメラの左側面を支え、(カメラの左側面を、左の手のひらに乗せます)左の指は、レンズを下から支えます。

しかし、昔の一眼レフのようにグリップが無い場合は、右手の人差し指と中指はボディの底に、薬指と小指を曲げてボディ左側面を下から支え、親指でシャッターを切ります。
人差し指・中指と親指でカメラを挟むような形です。左手は、やはりレンズを下から支えます。このように支えることで、肘が開くのを防げます。
左手でレンズを下から支えるのはどんなカメラでも同じです。(上から手をかぶせてレンズを操作しないように!)

スマホをはじめとした、コンパクトデジカメの場合は、左手の人差し指にカメラの底を乗せ、親指をカメラの左側面に添えます。
ちょうど、ピストルの形ですね。
で、右の人差し指でシャッターを切ります。右の他の指は、なるべくカメラに添えてください。これで、指が写りこむのを防ぐ事ができます。

コンパクトデジカメでの縦位置撮影は、グリップの無い一眼レフと同じです。親指シャッターが良いでしょう。(誤操作防止のためか、シャッターボタンがあまり出ていないので押しにくいですね)

まとめ

人に見せられる写真を撮る時に、最も意識しなければならないのは、シャッターを切るときにカメラが動かないようにする事です。
いまでこそカメラがフォローして手振れ補正してくれますが、
それでも、人間が持っている以上カメラは動いています。きちんと構えることは大事です。