普通の三脚をビデオ三脚に [MENGS]DY-60N ユニバーサル三脚用 レベリングベース

26/11/2019

普通の三脚をビデオ三脚に変身させるのに必要な、レべリングベース。
三脚が軽量化できたので、レべリングベースも軽い物を探しました。

動画撮影にはレべリングベース


[MENGS]DY-60N ユニバーサル三脚用 レベリングベース
スチル撮影の場合は、前方向の水平が取れていればOKですが動画の場合は、前後左右の水平が取れていないと、パンした時に画面が傾いてしまいます。
ビデオ用の三脚は、スチル撮影用の三脚と違い水平出しが簡単にできるようになっています。
一般的には、雲台下のノブを回して雲台の台座をフリーにして水平出しをした後、ノブを締めて固定します。
これを、普通の三脚でやろうとすると、三本の脚を各々調整して水平を出す事になります。
これには、大変な時間が掛ります。
ビデオ用の三脚も、以前より安価な物が販売されるようになりましたが、既存の三脚を活かす方法もあります。
それが、レべリングベースです。

大別して2種のレべリングベース

正確な登場時期はわかりませんが、水平出しの方法から、古い物新しい物があります。
古そうな物は、2か所か3か所の高さを調整するもので調整にコツが必要な物が多く、時間も掛りそうです。
新しそうな物は、ビデオ三脚のようにロックを外して水平出しをしてからロックし直します。
このロックの仕方に違いは有りますが、概ねどれも同じ構造です。

似た形の物がたくさんあります

このレべリングベースも国産、欧米製から中国製まで様々です。
価格もかなりの開きがあります。
中国製の製品でも、まぁまぁ価格差があります。

選択条件は?

まず、より安い事。
雲台周りだけで背が高くなるのは好ましくないので、レべリングベースも低めである事。
ビデオ雲台は、3/8ネジなのでベース側も3/8であること。
また、上に載せたビデオ雲台がパンする時に回ってしまわないようにレべリングベースにもイモネジが付いていること。
という条件で探しました。

[MENGS]DY-60N ユニバーサル三脚用レべリングベース




条件にかなう商品を探すのに苦労しましたが、DY-60Nが一番良さそうなので購入してみました。
結構なケースに入って来ました。
ベースを外す事は無いと思うので、ケースは他の使い方ができそうです。
製品そのものは、とりたてて問題は無さそうに思います。
似た製品にSUNWAYFOTOの物がありますが、ロックが緩む、壊れる等のコメントがあり、似た構造のこの製品も同じかもしれないという不安はありますが、3000円も安いので、不具合が発生した場合は仕方ないですね。
DY-60Nより安い製品にNEEWERのそっくりさんがあり1100円ほど安いのですが、購入当時にはありませんでした。
傾斜範囲が10度までと5度の差に1100円払うか否かです。(DY-60Nは15度)
私なら、より傾斜範囲を大きく取れるDY-60Nの方を選びます。

MENGS DY-60Nの使用感は?

ビデオ三脚と比べるとかわいそうですが、ボール径が小さいせいかちょっと扱い難いですね。
トップヘビーになるので、微調整しづらいです。
しかし、軽量化ゆえやむを得ない所でしょう。
ロックが緩むという事は、まだありません。
使い慣れていないので、ロックを締めるつもりが緩めてしまい、水平出しのやり直しは経験しました。
困ったのは、ベースと雲台の水準器の精度です。
どちらの精度も怪しいので、カメラに付けた水準器で水平出しをしています。

現時点では

一応、現時点では及第点といったところでしょうか?
ビデオ雲台は、海外、国産を問わず多くのメーカーが販売していますが、レべリングベースは、まだ中心となる製品が無いように思います。
マンフロットのレべリングベースは設定に時間が掛る上重く、国産メーカーはたいていイモネジが省かれています。
デジカメ動画を撮影する人が増えてくれば、おのずとビデオ三脚の需要が増すはずですが、既存の三脚を活かすレべリングベースがまだ出来上がっていないのは困ったものです。
ここは是非、国産メーカーにも頑張って欲しいものです。

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