カメラの操作 シャッタースピード

11/07/2016

「絞り」に続いて「シャッタースピード」の
お話をしたいと思います。

「シャッタースピード」について


「シャッタースピード」は、特別に難しい説明は必要無いと思います。

カメラに入ってくる光を、時間の長さで加減するという事は、先にお話ししました。

前回のお話で述べましたが、1/2000、1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2といった主に分数で表されているのがシャッタースピードです。最近は、長時間露光もカメラがやってくれるので、10秒とか30秒もカウントしてくれるようになりました。
シャッターの機構上の違いは色々ありますが、フィルム、もしくは受光素子に光を蓄積する時間の長さで画像の明るさを加減している点は同じと考えていただいて良いと思います。

昔はメカニカルシャッターだけでしたが、今のカメラには電子シャッター装備のものもあり、「カシャッ」という音のしないシャッターもあります。スマホは、全くの電子シャッターですね。(盗撮防止のため、わざわざ音が出るようにしているだけです)機械的な話は長くなりますので、ここでは述べません。

最近のカメラにはたいてい手振れ補正機能がついていますが、昔のカメラにはそんな結構な機能はありませんでしたから、とにかくブレないようにカメラを構える事が大事でした。有名な写真家の土門拳はレンガで練習したといいいます。

私もどうやったら低速シャッターが切れるのか、随分、構え方やシャッターボタンの押し方を練習したものです。この練習のおかげで、なんとか1/4まで撮れるようになり、慎重に構えることで、構図…中でも傾きに関して神経を使えるようになったと思います。

手振れ補正とシャッタースピード

さて、手振れ補正がついているとはいえ、写す相手=被写体が速い動きをしている時には、速いシャッタースピードが必要になります。

カメラの前を、右から左、左から右へと動く被写体は相対速度が速いですから、より速いシャッタースピードが必要になります。

ここで、あえて遅いシャッタースピードに設定することによってスピード感を表現するのは良くある手法ですね。

「レンズ」と「シャッタースピード」

最近は、標準ズームでも135mmとか200mmの望遠端のレンズがあります。

この、レンズの焦点距離(○○mmと書かれていますね)によってもシャッタースピードを考える必要があります。

今でこそ、手振れ補正のおかげで手振れしにくくはなりましたが、それでも完璧とは言い切れません。昔は、1/焦点距離がシャッタースピードの下限と言われていましたが、望遠側になるほどブレやすくなります。

同じ5°のブレでも、画角が広い(広角レンズ)20°のレンズと画角の狭い(望遠レンズ)12°のレンズでは、その度合いが違います。

手振れ補正が付いているとは言っても、一応そこは考えて欲しいと思います。

手振れと被写体ブレを間違えないで !

結構、機械をわかってる人も大きな勘違いをしていることがあるんですが、手振れは補正してくれますが、被写体のブレは補正してくれません

いくらなんでも、まだそこまでカメラは進化していませんから、機能の意味を勘違いなさらないでくださいね。
(知人に聞かれた時、唖然としました、ホント)

シャッタースピード優先の使い方

ほとんどのデジカメには、「シャッタースピード優先」という設定があります。

被写体に動きがあるものの時には、あらかじめその被写体に合わせたシャッタースピードを設定する必要があります。この時に使うのが「シャッタースピード優先」です。

必然的に絞りはカメラに任せるということになります。被写体との距離が近い場合はそれだけ相対速度が速くなり、望遠レンズの場合は、画角が狭いですからそれだけ速いシャッタースピードが必要になります。シャッタースピードを速くするとそれだけ絞りが開かれることになり被写界深度が浅くなるということに留意してください。

絞りのお話 

次回は、
「絞り」と「シャッタースピード」の関係について、お話しましょう。