SONY α7III+SIGMA マウントアダプター MC-11　ファームウエアアップデート

10/06/201824/05/2019

頻繁にファームウエアのアップデートを行ってくれるSIGMAですが、
品薄の話もある、マウントアダプター MC-11のファームウエアアップデートで
お持ちのレンズの反応がさらに良くなりますよ。

マウントアダプターのファームウエアアップデート？

SIGMAのレンズを御存じの方は、ファームウエアアップデートのこともご存じでしょうから読み飛ばしてください。

SIGMAのレンズは、カメラとレンズの通信データを各社のカメラに適した状態になるようにファームウエアアップデートという形でデータの更新ができます。

購入したまま…という方もいらっしゃると思いますが、合焦速度が上がったり合焦精度が上がったりという撮影上重要なアップデートです。

マウントアダプターは、カメラとレンズの間でデータの受け渡しをする大事な役割を持っており、このアップデートはレンズ同様、合焦速度や合焦精度に影響してきます。

アプリをダウンロードし、マウントアダプター購入時に同梱されたケーブル接続で、簡単にファームウエアの更新ができます。

レンズや、マウントアダプターのファームウエアアップデートを行ったことが無い方は、是非更新を試してみることをお薦めします。

2018.5.23のアップデート　1.13(EF-E)

前回のアップデートが3月7日だったので次はしばらく先と思っていたのですが、なんとなくSIGMAのホームページを確認したところMC-11のファームウエアが更新されていました。

その前が2017.9.8ですから、今回までの更新は早いですね。　多くのファームウエアの更新ってせいぜい1年に1回あるかないか程度のものが多いんですが、SIGMAはこまめにデータの更新をやってくれます。

この更新で対応するのは、表向きSIGMAのレンズに関してでありキャノンのレンズの記述が出てくることはありません。今回のアップデートにおいても、キャノンのレンズに関しては触れられていません。

しかしですね～アップデートでキャノンのレンズに関しても対応が変わるんですよ。

α7III側のファームウエアアップデートとMC-11のファームウエアアップデートの効果がキャノンのレンズに影響するって面白いですよね。

更新によって変わる効果は、レンズごとに違うでしょうし何が変わるかもデータのバージョンによって異なるでしょうが、基本的にオートフォーカスに関する内容であることは、ほぼ間違いありません。

合焦範囲が拡がった？

もっと早くアップデータの公開に気付いていれば先日の撮影で、よりハッキリした変化がレポートできたと思えて残念ですが、今日アップデートしてまず気付いたのは合焦範囲の拡大です。

更新前は、9分割グリッドのやや外側ギリギリだったのが広さ「S」で1つから2つ分外側に拡がったようです。

また、照度が得られるところの場合、さらに範囲が拡大するようです。かなり外側に振ってみましたがちょっと明るければ「S」の小さな範囲でも合焦サインが出るようになりました。　これは効果大です。

近距離撮影しやすくなった？

また、近距離撮影での合焦がしやすくなった気がします。EF70-300mm F4-5.6 IS II USM使用時、レンズの最短撮影距離では合焦せず昨日もマニュアルフォーカスで撮影してきたばかりですが、今回のアップデートで最短撮影距離が短くなったようです。

いずれの場合も、中心部より周辺側にフォーカスエリアを配した時の方が若干合焦速度が遅いかな？という感じですが、元々α7IIIは合焦が速いので、遅いなぁというほどではありません。フォーカスが迷う時はフォーカスエリアを「M」にしたり中心に1つ移動してしまった方が安心して撮影できます。

α7III+MC-11+キャノンEFレンズ

評価の高いソニーのレンズは「そりゃ撮れて当たり前だろう」という価格で、α7IIIは使いたいけれど二の足を踏んでいた方も、SIGMA MC-11でキャノンのレンズが使えるようになります。「L」じゃなくてもキャノンのレンズは、相当な描写力を持っており高コストパフォーマンスなのでソニーの廉価版レンズより良いかもしれませんね。

マウントはキャノンとソニーの二つなのにレンズが今まで通りって助かりますよ～