画像補正…

10/08/2016

画像補正は、必ずしなくちゃいけない…ということはありませんが、
インスタグラム等の画像を見てみると、室内撮影が多く、
そのほとんどが画像補正すれば、もっと奇麗になるのになぁ…
という写真ばかりです。

写真撮影の後、画像補正していますか?

スマホのカメラ機能が進歩して、
誰もが簡単に写真撮影できるようになりました。
おのずと、撮影範囲が拡がって室内の写真も増えましたね。

しかし大半が、コントラスト不足です。

明るさだけを調整しても、今度は黒濃度が不足して
メリハリの無い写真になってしまいます。

前回、明るさとコントラストの話をしましたが、
画像補正のアプリには、ほぼ、この2つを調整するコマンドがあります。

ハイライトとシャドウを個別に補正する

ハイライト=明るい部分、シャドウ=暗い所ですが、
画像処理アプリには、ハイライトとシャドウを個別に調整できる大変助かるコマンドがあります。
画質調整→ライティング→ハイライト・シャドウと進んでいくと
各々を調整するスライダが出てきます。
これによって、ハイライトのみシャドウのみを個別に調整できます。

コントラスト調整との違い

コントラストは、階調全体を操作するため
シャドウに合わせると、ハイライトが飛んでしまったり、
ハイライトに合わせると、シャドウがつぶれてしまったりという影響が出ますが、
ハイライト・シャドウを個別に調整する事で、そういった影響を回避する事ができます。
残念ながら、記録されていないほど極端な画像では、調整できる範囲に限界があります。

また、全体感を崩してまで部分にこだわってしまうのは
全くナンセンスですので、ここには注意してください。

特に、色の濁りには十分注意してください。

夏の撮影で、帽子をかぶったモデルの顔を明るくしようとして、
シャドウを明るくするコマンドを使ったとき、無理に明るくすると、肌の色が濁ってきます。
逆に、頬の白トビを抑えようとハイライトを暗くすると、グレーがかった濁りが出てきます。

屋外の人物撮影で、レフ板やストロボを用いるのは、
撮影の段階で、顔がシャドウになってしまうのを抑えるためです。
先に話しましたように、撮影段階が大事なんですね。

コントラストと、ハイライト・シャドウコマンドを各々どう使うかは、
ケースバイケースですので一概には言えませんが、
使えるアプリをお持ちの方は、試してみてください。
保存しない限り元画像は残せますから、スライダを大胆に操作してみるとよくわかります。

※ 画像補正の際には、あらかじめコピーを作って、それを調整するか
  別名で保存を行うことで、元画像を残すようにすると良いと思います。

実際に、Photoshop Elementsで説明したいのですが、
今使っているPCにインストールすべきPhotoshop Elementsのディスクが紛失して、
現在、CANONのDigital Photo Professnalしか使っていないので、
画像での説明ができないのが残念です。

(RAW現像時にはCANONのDigital Photo Professnalでもハイライト・シャドウコマンドを使用できます)

以上の、お話は白黒・カラー共通の調整事項ですが、
カラーになると厄介な調整事項がさらに増えてきます。

最近のスマホは出来が良いので、あまりいじらなくても良いようですが、
やはり知っているのと知らないのでは、出来が違いますので、
次回(?)その辺もお話しますね。