門司港駅とみかど食堂

16/07/2019

海辺のコンサート撮影の後、門司港駅をウロウロ。
みかど食堂も行ってきました。
(写真はクリックで拡大、余黒クリックで元に戻ります)

門司港つばめ

もう10周年?

 

あれ?2羽?

 

先に巣立ち?

 

狭くなった巣に戻りました

 

もう1羽の雛かな?

 

親鳥速い!

 
北九州市消防音楽隊の「海辺のコンサート」撮影後、
駅に向かって歩いていたらちょうど「潮風号」が…
いつもは見送るだけなんですが、「10th」のヘッドマークが。
もう10年なんですね。
昔は、貨物線で現役時代に石灰石輸送の貨物を撮影したことがあります。
利用されなくなってから「潮風号」の営業運転までブランクがありましたから
10年以上前のことなんですね…
「潮風号」DD51が牽引しないかな?(爆)

 
この時期、駅前のファミリーマートのつばめを観察してます(笑)
前回見た時は、4羽だったのに2羽しかいません。

なにかアクシデントが?と思ったりしましたが、
幟に2羽のつばめが止まりに来ました。
1羽はすぐ飛んで行きましたが、もう1羽は巣に戻りました。
もう親鳥と大きさが違わないので狭い巣にもぞもぞと入る様子がユーモラスでした。

もう1羽は、横断歩道の上あたりの電線に止まってました。
雛どうしで呼応するように鳴いていましたから
多分間違いないと思います。
まだくちばしは黄色いんですね~

門司港駅2階へ




おトイレです

 

貴賓室

 

蝶番1つにも意匠が

 

電球のカバーにも

 

こんなところにまで

 

食堂の窓から

 

 
2012年に始まった門司港駅の保存修理工事も今年(2019年)3月10日にリニューアルオープンを迎えました。
現在の位置に開業したのは、1914年(大正3年)。なんと105年の歴史があるんですね。

外観を見ると石造に見えなくもないのですが、
関門トンネルの計画があり、木造モルタル・ネオ・ルネサンス様式となりました。
当時の駅ランクで「一等駅」に位置付けられていて、
貴賓室が備わっていることにも納得できます。
考えてみれば海外への移動は、今は東京から空路で移動することになりますが
当時は大陸に最も近いこの門司港駅が使われるのは当然のことだったんですね。

開業当初は「門司駅」でしたが、
関門トンネルの開通に伴って現在の「門司港駅」と改称されました。

 
かなり前のことになりますが、鉄道グッズのオークションで
駅2階の現在の「みかど食堂」が使われたのですが、
オークションより、普段は入れないエリアに入れて興奮したのを思い出しました。

改修前はピンク色だった壁も元のニス塗りに復元されて、まだそれらしい匂いがします。
今は、走っていませんが山口線の「SL山口」号に「マイテ49」がたまに連結されていましたが、それと同じ匂いがして、「あーこれの匂いだったのか」と感慨深いものがあります。

復元には、開業当時の姿を再現するためにかなり苦労されたそうです。
駅の図面が「宮内庁」と書かれていることに?と思ったのですが、
大正天皇啓行の折、警備の必要から図面を取り寄せたものが現存していたそうです。
貴賓室の壁紙も、当時の壁紙の残りを保存していた方に提供していただき、
わずかに残っていた紙片と一致したことから復元にこぎつけたということです。

戦時中を生き抜いた門司港駅ですが、
解体してみるとあちこちに弾痕が残っていたそうです。

逸話を上げるときりが無いのでこの辺にしますが、
気になるのは、駅正面にあった左右の柱です。
改修後、無くなってるんですよね…
戦時中、台座の真鍮が供出させられないように黒く塗ったという、
歴史のある柱ですし、立派な意匠が施された柱なのでどうなったのか大変気になります。

ちなみに、現役の駅舎で国の重要文化財に指定されているのは、
門司港駅と東京駅の2つだけです。

 
夫婦揃って近代の建築物に興味があって、
「みかど食堂」に行こうと言い出したのは妻の方です。

「みかど食堂」は14時から17時までティータイムです。
天井が高くて居心地良かった~
貴賓室などの部屋は、食堂に入らなくても見学できます。
一見の価値ありですよ。

門司港駅でちょっと

いつまで見られるかな、415系…

 

全国の標準的スタイルだったんだけどなぁ

 

これには、今まで気付かなかった

 
帰りの電車が入線するまで回送になる415系を撮影していて
ここにこんな蛇口があったんだな~と気付きました。
いつからあるんでしょうね?
こんな細かいところにまで意匠が施されているとは…

415系は、いつまで現役を続けられるのかな?
関門トンネルを通るために交直両用電車は必要ですが、
DENCHAに取って代わるかもしれませんね~

後ろに止まってる811系もロングシート化と同時に
車体の帯色が変更になってますから、
案外、この並びも貴重になるかもしれませんね。

改装中の門司港駅


この写真が一番古いのかな?「そわある」での撮影の帰りに撮った記憶が…
駅周囲に壁が立った直後だと思います。ちゃんと中が見えるようになってるところがありました。
2013年4月27日撮影


改装中は、もっぱらここから出入りしてましたね。
改装後、この駅名表示は撤去されていますがどうなるんでしょう…
いらないならください(笑)
2013年11月4日撮影


改装状況が上から見えるようになった頃の写真です。
明り取りの出窓が並んでます。
ちなみに、正面の屋根は無くなっちゃいましたね。
バスが駅前に乗り入れていた頃には活躍していたんですが
原型には無かったから撤去されたのでしょうか?
流用して欲しいなぁ…
2015年12月13日撮影


囲いが低くなりましたが、まだ建物自体は見えません。
2018年4月20日撮影


かなりできてますが、まだカバーの掛かっているところがあります。
以下、2018年8月4日撮影



 
それにしても、入口の柱、どうなったんだろう…