浮世絵―色彩の変遷 北九州市立美術館 本館
時々行きたくなる美術館や博物館。
今月は、北九州市立美術館 本館で浮世絵展開催中なので行ってきました。
なんと、写真OKなんですよ。
(写真はクリックで拡大、余黒クリックで元に戻ります)
コレクション展III 浮世絵―色彩の変遷
40代になってから西洋画より日本画の方に興味を持つようになって、機会があれば極力行くようにしてます。
今回の催しは、おそらくほとんど見たことのあるものだろうと思いましたが、北九州市立美術館 本館自体が好きなので行ったようなものです(笑)
写真OKって珍しい
美術館で写真撮影OKって初めて聞いたんじゃないかと思います。なので著名どころはほとんど撮ってきました。自分がガラスに写っちゃうのが残念ですが、まぁ記録ですから…
浮世絵って最初からカラフルだったわけじゃなくて、徐々に多色刷りになっていったのですが、派手な赤色を使うのは避けていた部分もあるようです。(←春画との差別化?)
刷りは、初版に近いうちはブルーのグラデーションが綺麗に再現されていますが、繰り返し刷られたものは部分的にブルーがグレーに置き換えられていたりします。初版に近いものを見る機会があったら、是非御覧になることをお薦めします。(残念ながら海外のコレクションの方が多いんですよね~)
漠然と見ていましたが、印刷が導入される前、明治時代まで版画は使われていたんですね。
印象的だったのが、浅草寺の画です。レンガ製の建物なんてあったかなぁと嫁と議論していたのですが、関東大震災で倒壊してしまったそうです。それから五重塔の位置が今と違いますね。安政2年(1855)の大地震の際にも、瓦が落ちた程度で倒壊せず明治44年(1911)に国宝に指定されたものの昭和20年3月10日の空襲で焼失してしまったそうです。(現在のものは、鉄筋コンクリート製だそうです。そうは見えなかったんだけど)
近々行く予定なのでじっくり観察してきます。
北九州市立美術館 本館、磯崎新氏の設計
最近はシャトルバスも運行されて大変便利になりました。分館は小倉にあってさらに行きやすいのですがこちらをもっともっと活用して頂きたいものです。
この建物は、磯崎新氏の設計によるもので1974年11月3日に開館しました。
磯崎新氏は、2019年「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞を受賞することが決定しました。日本人の受賞者は8人目ということですが、この分野でも日本人の活躍は凄いものがありますね。
最近リニューアルオープンしましたが、大事にしていただきたいですね。通ってみたい回廊とかあるんですけど、なんで通れないんだろ?もったいない!
今回も写真いじりました
一応言っときますが、カメラはα7III。レンズはFE 24-105mm F4 G OSSです。
画の写真など、極力歪みが出ないように撮影しましたが、それでも収差は出ます。近づいて広角で撮らなくてもそこはズームレンズですからね。
で、正面から撮っているつもりでもほんのちょっと中心を外しただけでパースが出ちゃいます。
なので、補正の段階でその辺もいじってみました。Adobe Lightroomは、4×5みたいにティルトやスイングみたいなこともできるので縦横の線が多い写真では時々使うようになりました。
便利と言えば便利、邪道と言えば邪道ですけどね。
いじる順番を間違えると、何がまっすぐなのかわからなくなってしまいます。使いすぎには気を付けましょう。
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