CR2(RAW)ファイルをAdobe Lightroomで開くには

14/03/2017

私が、画像補正でAdobe Lightroomを使っている事は何度か触れましたが、
アプリとファイル双方のバージョンによってファイルが開けない事態が発生しています。
お困りの方もいらっしゃるかもしれませんので、引き続き、アプリを使えるよう、
現像~画像補正までの方法をお知らせしようと思います。

今までの作業手順

 
現在私が使っているのは、バージョン5.7.1(V5では、最終)です。

まず、画面左下の「読み込み」ボタンをクリックします

 

読み込みたい画像を保存したフォルダを選択します。
(私は面倒でもSDカードから、先にファイルを読み込んで保存してます)

 

サムネイルが表示されまして…

 

画面右下の「読み込み」をクリックすると、読み込みが開始されます

後は、サムネイルから画像を選んで「現像」をクリックすると

画面右側の操作面が使える状態になります

 
で、CANON EOS Kiss x6iで撮影したデータを扱う分には問題ありませんでした。
しかし、カメラが80Dになった途端、

いつものようにファイルが読み込めなくなりました

 
フリーアプリならともかく、買ってから間が無いのにもう使えなくなるのか~と焦りました。
カメラが新しくなったのに、現像できなくては意味がありません!
同じ、困難に直面している人がいないかと情報を探しましたが、核心に触れる事ができません。
頼まれた写真もあるので、必死で方法を探しました。

Digital Negative Converter(DNG Converter)を使うのだ

簡単に言ってしまえば、中間ファイル=DNGデータを作成してそれをLightroomで読み込むという事になります。
CR2(RAW)データ~DNGデータ~現像~JPEGデータという流れです。

しかし、Adobeの説明っちゅうのはわかりにくくて、サイトの出来もわかりにくいったらありゃしない…
同じAdobeのサイト内を行ったり来たりしてやっとコンバーターをダウンロードできました。

念のため、以下に目を通しておいた方が良いと思います。

Adobe DNG Converter のインストールと起動手順(Windows)
Camera Raw
Photoshop または Lightroom がカメラをサポートしていない
 
で、DNGコンバーターをダウンロードします 


OSに合った方をクリックします
画面をスクロールして、

 
「Proceed to Download」をクリック
(スクロールせず、上にあるDownloadsをクリックしてしまいがちです)
 

 
「Download Now」をクリック、ダウンロード先を選んでOKです。
(ダウンロード先を忘れてしまわないように!)

2020年10月更新

アプリを更新しようとクリックしてもダウンロードできない事態が !
慌てず、「Download Now」上で右クリック「名前を付けてリンク先を保存」を選択してください
普通にダウンロードできます。
AdobeのHPって出来が雑ですね~
有料化されたのかと焦りました。

 
ダウンロードしたexeファイルを解凍すればコンバーターが使えるようになるはずです。

DNG コンバーターでDNGデータへ変換する


 
起動画面、出ましたか?
問題無ければ、番号順に作業を進めてください。
あらかじめ、「raw」「dng」「jpg」のフォルダを作っておくと作業しやすいと思います。
(私は撮影日フォルダ内に3つのフォルダ作ってます)
①でrawデータのファイルを選択し
②でdngデータの入るフォルダを選択します。
(rawデータと同じフォルダを選択するとrawとdngがごっちゃになって面倒です)
③の「ファイル拡張子」は「.dng」になっていますか?

もし③の「ファイル拡張子」が「.dng」になっていなかったら、「.dng」にしておいてください。

④は触ってません。

準備ができたら下の「変換」をクリック。
少しすると変換が始まります。

変換が終わったら終了をクリックしてください。
(変換が終了しても自動で閉じません)

dng変換の記事を読むと、
少なからずdngに変換してしまうとrawに戻せないという記述が目につきますが
拡張子が違いますから、rawデータを削除しなければ良いだけの話です。
別に上書きされる設定にはなってませんよ!!(パソコンのいろはですけど…)

DNGデータをLightroomで読み込む

コンバーターを終了してLightroomに移ります。
画面左下の読み込みをクリックして、

 
DNGのデータのフォルダをクリックすると、サムネールが表示されるはずです。
画面右下の読み込みをクリックします。

ここからは、いつもの方法で現像が行えるようになります。

今後は?

Lightroomのバージョンアップは、CCに限って行われるようになるので
そちらに移行しないのであれば、DNGコンバーターのバージョンアップで
新しいデータにも継続して対応できるようです。

ちなみに、バージョンが上がって付加された機能は、
私には必要無いと思います。

Lightroom cc(クラウドアプリ)には、かすみ除去という機能が増えてますが、
そこまでいじってしまうと、いよいよ写真とはなんぞや?という事になってしまい、
アプリに画像を作ってもらっているようで、どうかと思わなくもありませんが…

今後Lightroomをお使いになりたい方は、サブスクリプション版しかありませんね。

なんだかんだ言って、
慣れると、非常に細かい調整のできるアプリなのでお薦めします。

フォトショップ込みで月額980円(税別)です。
画像を切り貼りする必要のある方は、クラウド版が良いかもしれませんが、
月980円…ちょっと高いかな…

2019年6月追記
いよいよ売ってるところが無くなってしまいました…
すでにお持ちの方は大事に使いましょう(笑)
お持ちでない方は、やたら高い中古を買うよりCCに移行した方が賢明です。


 

 
Adobe Lightroom5と6の延命策です