FIJIFILM X-T3 or X-T30 悩ましい選択
2017年2月発売のXT-20から約1年、X-T3とX-T30が相次いで発売されました。
小型軽量でありながら、高機能のX-T20の後継機X-T30とその上位機X-T3。
何がどう変わったのかな??
高感度に強いセンサーのX-T3とX-T30
高感度耐性の重要性
普段使いで高感度耐性ってあんまり考えてなかったり必要性を感じていない人って案外多いようです。
けれども、スマホの使い方を考えてみてください。飲み会で集まった時やわが子の成長記録で、その簡単さからスマホで撮影する機会がかなり増えましたよね。
しかし、残念ながら照明無しでの撮影ではどうしてもノイズだらけの荒れた画像になってしまいます。
また、従来のデジカメでさえ室内での限られた明るさの中ではスマホと大差ない写真になってしまうこともあります。
実際に私も室内での撮影でデジタル一眼を使ってきましたが、こんなもんなのかと疑問を感じたことから高感度に強いカメラを探しました。
X-T20に驚いた
そんな中で「これは!」と思ったのがFIJIFILM X-T20です。(もっと驚いたのはSONY α7IIIですが、ここでは割愛します)
小型軽量のAPS-C機でありながら、恐ろしく高感度に強いカメラなんです。
オールドカメラライクな造りも魅力の1つですね。
X-T3とX-T30でさらに
その後継(?)として2018年 9月にX-T3、2019年 3月にX-T30が発売されました。
X-T20が凄かっただけにその後継ぎとなると期待せざるを得ませんね。
こう見ると、あまり大きな違いは無いように思えます。α7IIIは、現在使っているカメラで参考までに掲載しました。画素数が少ない分、X-T20の方が若干ノイズが少ないようですが、輪郭はX-T3とX-T30の方が維持されているようですね。
心臓部のセンサーはどう変わったのかと気になり調べてみたところ、ついに裏面照射になりました。
確信をもってお伝えできるわけではありませんが、独自設計のソニー製らしいです。
裏面照射になったことで高ダイナミックレンジ化に期待できます。要は白飛び黒潰れしにくくなったということです。
また、配線層の取り回しがしやすくなったことで、自由なトランジスタ構成が可能になり高速化に結び付いているかもしれません。
ほとんど雰囲気の違いと言えなくもありませんが、実際に現像してみるとかなり違ってくるかもしれません。
APS-C機でイチ押しのX-T3とX-T30
高感度に強いということで当サイトでX-T20をお薦めしましたが、X-T3とX-T30の出現で使いやすさが変わった部分も多くあります。
最も大きな変化は画素数の違いで、2,430万画素から2,610万画素となったこと、AFフレーム選択が13×7/25×13から13×9/25×17に選択範囲が拡がり、位相差AFエリアが画面全体(約100%)に拡大しました。
私はほとんど使いませんが、連写コマ数も増えてます。
またBluetoothが利用可能になりペアリングによってスマートフォン・タブレットとの常時接続が可能になりました。
小さなことかもしれませんが、デジタル入出力端子がマイクロUSBからUSB-Cになりました。
使い勝手で特筆すべきは、フォーカスレバーが付加されたことです。私は液晶モニターでのフォーカスエリア移動の方が使いやすくて好きだったのですが、動きがぎこちないと感じる方にはフォーカスレバーの方が使いやすいかもしれませんね。
SONYが新しいAPS-C機を投入してくるとどう変わってくるか定かではありませんが、現状ではX-T3とX-T30がAPS-Cナンバーワンだと思います。
XT-3とXT-30 細かな違い
心臓部と言えるセンサーは同じX-T3とX-T30ですが、何が違うから4万円の差が生まれるのか調べてみました。ハッキリ言って大きな違いは無いように思えますが…
・まず、ファインダーの違いです。0.39型有機ELファインダー 約236万ドット・倍率0.62倍のX-T30に対しX-T3が0.5型有機ELファインダー 約369万ドット・ファインダー倍率0.75倍の違いがあります。X-T30はX-T20と同じですね。X-T20ではちょっと小さいかなと思いましたが、X-T3ではどうでしょう?
・次に、X-T3にあるセレクターボタンがX-T30では省略されています。メニューの操作等で違いがあるのかもしれませんが、撮影中に必要な操作をセレクターですることは無さそうなので、これが無いことでの不都合はちょっとわからないですね。
・X-T3は、メモリーカードスロットが2つなのに対しX-T30は1つです。
・チルト液晶がX-T3の3方向に対し、X-T30は2方向です。
・メカニカルシャッター時の最高シャッタースピードが、X-T3の1/8000に対し、X-T30は1/4000です。
・動画に関係するところですが、X-T3にはマイクロホン端子もヘッドホン端子も装備されています。
・4K撮影時にX-T3が59.94pを選択できるのに対し、X-T30は29.97pまでで連続最大約10分までとなっています(クリップしか撮れないですね)。
・三脚穴の位置が、X-T3ではバッテリー蓋と離れているのに対し、X-T30は近いため三脚搭載時にバッテリー交換するのが面倒です。
・X-T30のアドバンテージはストロボが内蔵されている点です。内蔵ストロボは光量もGN約7と非常に小さいものですが、高感度と併せて使うと便利かもしれませんね。
X-T3とX-T30 選択の条件
動画も撮影することを考えるとX-T3の方が良いようですね。
その他の部分に関して…特に静止画の撮影に関しては、ファインダー等、割り切って我慢するか妥協を避けるかですね。
私は、4万円の価格差をレンズに回した方が良いかな~と思います。グリップ等色々と必要になるものってありますからね。
単純にノイズの少なさだけを見ると大差ないX-T20でも良さそうですが、大きくなったフォーカスエリアを考えるとX-T30かな?
家庭的に使うなら小型軽量なX-T30をお薦めします。
動画を考えるとX-T3?
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レンズキットよりちょっと頑張って別にレンズを考えては?
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