仙厓&国芳・芳年 福岡市美術館&博物館 α7III
今日は知人の車で福岡市の美術館と博物館めぐりです。
中心は、ギュスターブ・モローだったのですが
動物が擬人化された日本画・版画が面白かったですよ~
撮影OKなのをちょっと撮ってきました。
(写真はクリックで拡大、余黒クリックで元に戻ります)
福岡市美術館で
仙厓―小西コレクション
妻と仙厓義梵の画を見に行くつもりだったところへ知人より福岡市美術館へ行きませんかと誘いがあり、博物館と併せて行くことになりました。
ギュスターブ・モロー展は、今まで見た西洋画と趣が異なりなかなかの衝撃を受けました。写真で言う足部の長いコントラストで描かれた画は写真でも暗部の大事さを感じさせる画でした。評論家ではありませんからギュスターブ・モローの方はここまでにして…
仙厓和尚の画は門司港の出光美術館で何回も見ていますが、小西コレクションをいっぺんに見たことはありませんでした。
ラフタッチの画なのですが、ふっと笑ってしまう楽しさがありますね。
中でも、「きゃんきゃん」の本物を見ることができたのは嬉しかったですね~
ネズミの画があれば年賀状に使えたんだけどな~
福岡市博物館へ
国芳から芳年へ
福岡市博物館の「国芳から芳年へ」は、ギュスターブ・モローと対照的に残忍な男の画が多かったのですがその中にも生き物を擬人化した面白い画があって、漫画の原型だよね~と思いました。
刷りが初版に近いのか色がとても綺麗で重量感?がありました。
原画を描いた国芳達も凄いけれど、彫師も凄くないですか?あんな細い線をよく残せるなぁと感心してしまいます。
浮世絵に代表される日本の版画=木版画ですが、戯画・漫画・判じ絵などは、洒落が効いていて「なかなかやるな」と思う画もいっぱいあります。
木版画は、明治初期まで挿絵として使われていて、乗り物や国の建築物の版画もあり写真以前の文明開化の頃の生活様式がわかって興味深いものがあります。春画に使われるため避けられていた赤を使うように変化したのも明治期に入ってからとどこかで説明を読んだ記憶があります。
西洋でギュスターブ・モローが絵を描いていた頃、日本では浮世絵が大量生産されていたんですねぇ…
美術館・博物館は面白い!
わかるわからないは気にせず、じゃんじゃん見ることって大事じゃないかなと思います。
難しいことは評論家に任せておいて自分は好きに感じればそれで良いと思います。
その中で、印象に残ったものに関しては後から掘り下げればそれでOK。
流行ってから行くとなると大変ですよ。自分で発掘しませんか?
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