ピアノと朗読のコンサート 図書室カフェITOH(α7III)
時々撮影させていただいている図書室カフェITOH。
今日は、楽器同士ではなくピアノと朗読の協調です。
「軍艦防波堤」のお話もあり、いよいよ行かないわけにはいきません。
(写真はクリックで拡大、余黒クリックで元に戻ります)
ピアノ&朗読
今日は、朗読は中嶋 かつ子さん、朗読のゲストが永末 久美子さん、ピアノはお馴染みの奥平 優さんです。
ファーストステージでのお話は、
の4話。
過去、まともに朗読を聴いたことが無いので、子供じゃないけどちゃんと聴いていられるのかなと思いましたが、なるほど小作品で相手を飽きさせないというところに納得です(笑)
「店を訪れる最後の日」にはオチがあって笑ってしまいました。朗読って真面目なお話と悲しいお話しかしないものと思ってましたから意外でした。
ゲストの永末 久美子さんは、「焼跡の、お菓子の木」を聴かせてくださいました。野坂昭如さんのお話です。こういう話も書くのか~と思いましたが、「火垂るの墓」も野坂氏の作品ですからね。あとで納得です。ホントに読書量少ないなぁ…
朗読の写真を撮るのは初めてです。なんの写真だって同じだろうと思われそうですが、音楽と違ってリズムというか呼吸というか先が読めないんです。
人物写真を撮影するときは、状況に合わせた特徴的な表情を撮ることが必要なんだと思いますが、撮影していていつもと勝手が違うことに気付きました。
元々人物写真は大の苦手だったので、さらなる経験になった…ような気がします(笑)
ピアノソロ 4曲
の4曲と最後に中嶋さんのリクエスト、
を聴かせてくれました。
「Always look on the bright side of life」は「モンティパイソン」の「ライフオブブライアン」の中の曲です。お客さんから懐かしいという声もありました。
「モンティパイソン」でも「ライフオブブライアン」は、笑える映画ではないのですがこの曲はあまりにも有名でCMでも使われましたね。
話が大きく脱線しますが、ピアノって天気で音が変わるんですね。いつもは気付かなかったのですが、楽器同士の演奏ではなかったせいか、かえって気付いたような…。雨の日の音もなかなか良いもんです。
スズツキイズコ
何年か前に、近くまで見に行ったこともあり経緯も読んだことがあったので大変興味深く拝聴させていただきました。
太平洋戦争の戦記を読むと本当に悲惨の一語に尽きますが、この「軍艦防波堤」のお話もその一つです。
太平洋戦争末期、沖縄特攻に出撃し、帰還を果たした駆逐艦「涼月」「冬月」のお話なのですが、戦争ってこんななんだよというのが痛いほどよくわかるお話です。「スズツキイズコ」は、アメリカ軍に発見される危険がある中、「冬月」が姿の見えない「涼月」に向けて打った電文です。(「涼月」は、通信装置他、損害が大きく電文を受信することができませんでした)
視認できる「柳」は、3隻中最も古く大戦中の出撃はありませんでしたが、「柳」にも第一次世界大戦時に地中海へ遠征、輸送船を護衛し1918年3月、雷撃を受けた「ラ・ロアール」号の人名救助をしたという歴史があります。(「地中海の守護神」と呼ばれたそうです)
以前は、「軍艦防波堤」周辺に案内板などはありませんでしたが、今は3隻の案内板が立てられています。これは、実に沈没した「矢矧」に搭乗していた建築家・池田武邦氏(日本設計設立。霞が関ビル、新宿三井ビルなどの設計に携わる)が、ここ「軍艦防波堤」を訪れた際、救助された「冬月」が全く見えないことに落胆し「こんな扱いでいいのか」という氏の言葉をきっかけに現在の案内板が設置されたそうです。
氏は顔に大やけどをし、黒い重油の中で漂いながら、ふと「畳の上で横になりたい」と思ったそうです。
戦争は、引きで見ると兵器しか見えませんが、ズームすれば一人一人の人間が見えるということを忘れてはならないと、つくづく思います。
「軍艦防波堤」のお話は、書き始めると相当な文字数になってしまいそうなので目一杯まとめました。「大和」の沖縄特攻の話は有名ですが、軽巡洋艦「矢矧」他8隻の駆逐艦が守っていたこと等、戦争から時間が経過するほど忘れられていく話が多いのですが戦争の事実はよく知っていただきたいと思います。(美談にしちゃいけませんが)
今日の撮影は
朗読なので、サイレントシャッター設定です。なのでストロボは使っていません。レンズはFE 24-240mm F3.5-6.3 OSSです。
減光しているので、ISOは16000です。もっとシャッタースピードを下げても大丈夫なはずですが1/100で撮影しました。α7IIIにもFE 24-240mm F3.5-6.3 OSSにも手振れ補正は搭載されていますが、人物相手の撮影にはあまりシャッタスピードを下げたくないんですよね~
定例「ワインと音楽の夕べ」も次は来年になります。また写真とともにご報告したいと思います。
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