旧伊藤伝右衛門邸へ行ってきた 建物編 α7III
名前は前から知っていたものの訪れたことが無かった旧伊藤伝右衛門邸へ。
ちょうど雛飾りの公開と重なったので行くことにしたのですが、
それはそれは、圧巻でした。
(写真はクリックで拡大、余黒クリックで元に戻ります)
旧伊藤伝右衛門邸 外観
昭和2年に焼失した福岡市天神町にあった別邸(通称銅御殿)から移築された立派な長屋門。まるで城の門みたいです。
もっと引きで撮ろうと待っていたのですが、ひっきりなしに車が通るので門のそばで撮影しました。車が途切れるのを待つ間なんとなく眺めていた「旧伊藤伝右衛門邸」の書?揮毫?が達筆なので、名のある方の筆だろうと思っていたら麻生太郎氏の筆でした。
旧伊藤伝右衛門邸 内観・意匠
嫁が照明器具の話を聞いているときに同時に説明されたのがこの床柱です。説明を聞き始めて「開運!なんでも鑑定団」が頭に浮かびました。のこぎりが負けると言われるほど堅い木、鉄刀木と書いて「タガヤサン」です。現在では伐採規制で大変高価です。この長さの物は入手できないでしょうね~
その横方向に伸びる木も「黒柿」です。150年以上経った古木でしか見つからず、「黒い紋様」が現われるには少なくとも100年以上はかかるとか。意図的に育てる事ができない上、1万本に1本という確率でしか見つからないそうです。
この2本の木材で「家が一軒建つじゃーん」とは案内してくれた方のお話(笑)
照明のこだわりが凄い!
何部屋あるんだ?というくらい広い!派手さはないものの隅々まで贅沢な造りになってます。
一度売却され、取り壊しなどの方針も検討されたそうですが、飯塚市に譲渡が決まり一般公開されるに至っています。2011年に国の名勝に指定されたそうですが、入館料300円は安すぎのような…500円でも安いと思えるほど貴重な物がいっぱいありました。
中でも大きな板ガラスと部屋ごとに意匠が異なる照明器具には驚きました。照明器具は日鉄鉱業が所有者の時代は倉庫に保存されていたそうですが、建物の補修時に元の姿に戻したそうです。
電話や自家用車は当たり前、水洗トイレ完備とは恐れ入りました。今の資産家とスケールが違いますね。嫁と「エグイわ~」を連発しました。
私は全く知らなかったのですが「花子とアン」で一層有名になったようですね。雛飾りと重なってお客さんいっぱいでした。
旧伊藤伝右衛門邸 庭園
邸内から見ていても気になった梅がチラホラ咲き始めています。今一つ桜ほどメジャーにならない梅ですが、花も枝ぶりも梅の方が面白いなと思うようになり、ここで梅を撮影できたのは嬉しかったですね。
庭はやっぱり和風なんですね。洋風の庭って有名な所は広さこそ凄いですが起伏に乏しいイメージがあって、なんというか飽きちゃうんですよね。
大きな樹木大きな灯篭があって、とても個人宅だったとは思えない庭で樹木に詳しい方が見れば邸内同様珍しいものがあるのかもしれません。
うーん、鉄道模型を走らせてみたい!
旧伊藤伝右衛門邸へのアクセス
小さい駐車場はあちこちにあるようですが、道路幅が広くないので公共交通機関を利用された方が楽ですよ。
観光地にありがちですが、目的地に着いてから駐車場難民になる可能性があります。その時間を考えると公共交通機関利用と心理的時間差が減る気がします。自分でハンドル持たなくていいし。
ついでに今日の設定とか
今日は、α7III+FE 24-105mm F4 G OSSです。本当に使いやすいセットだと思います。
今回、Adpbe Lightroomでの現像時にレンズ補正タブ~手動の「ゆがみ」や「垂直方向」「水平方向」も使ってみました。「垂直方向」は広角側で時々使っていますが「水平方向」もほんのちょっと当てると使えます。もちろん伸び縮みがハッキリわかるほどいじっちゃいけません(笑)せいぜい5くらいです。
ひな祭りも凄かった!一度見ておく価値あります
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